松尾 如華

ことばの港はみえない港。 日常のさまざまな風景に 錨を降ろし 船をやすめ 柔らかな風を感じる 穏やかなひととき
ともに歩む vol.1~  みはらスマイルハート

ともに歩む vol.1~ 

☆講演会の御礼に代えて☆ 2024年11月10日日曜日に 小澤竹俊先生(エンドオブライフ・ケア協会代表理事・めぐみ在宅クリニック院長)をお招きして講演会を主催致しました。 「安心して人生の最期まで暮らすために私たちにできること」~苦しむ人との対話の方法を一緒に学んでみませんか~ 三原市立中央図書館に…
珈琲時計店 peace world

珈琲時計店

扉をあけた aketa 空気が進み 鈴の音が聴こえる  カフェオレに? それとも、 カプチーノに? (時をすすめられる) ことばを選択し 硬貨をトレーに置いた oita 行いを ことばに置き換えた 新聞を手に取り totta 片隅に向かう mukatta マフラーとコートをゆっくりとはずし hazu…
ともに歩む vol.1 みはらスマイルハート

ともに歩む vol.1

講演会のご案内 テーマ:~苦しむ人との対話の方法を一緒に学んでみませんか~ 安心して人生の最期まで暮らすために私たちにできること 講師:小澤竹俊 氏 日時:2024年11月10日 日曜日 場所:三原市立中央図書館 3階多目的室 参加対象者:どなたでもご参加いただけます 参加費:500円 駐車場:あり…
わたしの本棚展 グリーフケア

わたしの本棚展

残暑お見舞い申し上げます。 この夏も『わたしの本棚』展に参加しております。 図書館での夏の涼と静のお時間も是非お過ごしください♪ 広島県三原市立中央図書館(三原駅前)にて 2024年7月21日~8月21日まで 写真の本と合わせて計20冊の本を紹介しています。 いつもすてきな企画をありがとうございます…
無音の庭のなかに

無音の庭のなかに

広島県詩集 第34集(2024年版)出版されました。 今回は『詩人を見舞う』にて参加いたしました。 広島県内の詩人の綴るアンソロジーを 是非お手に取っていただけましたら嬉しく思います。       『詩人を見舞う』  Kotoha Matsuo           庭の姫林檎の枝をお渡ししたの 互い…
ちいさな灯のなかへ

ちいさな灯のなかへ

寒さなど季節的なこともあり、直前のご案内となりました。 文学フリマ広島 2024年2月25日(日曜日)11:00~16:00 広島県立広島産業会館 東展示室 (詳細は文学フリマ広島webにてご確認ください。) 文学を愛する小さな灯の数々が集まります。 みなさま、お風邪を召されませんよう。お気をつけて…
未完成の橋を架ける 絵画

未完成の橋を架ける

2020年から2024年へ。 瀬戸内海の島めぐりから4年。 ふたたび失われることのない確かな架け橋を 心から心に。 『未完成の橋を架ける』 (アクリル F20号) (*画像は「未完成」の状態です) 無事に橋を描き終わりました。 以下の会場にて期間中作品を展示しています。 OLYMPUS DIGITA…
羽ひらく前の時空(とき)

羽ひらく前の時空(とき)

詩誌『折々の』No61 2024年3月1日 発行 今回は「雨蛙」という詩を載せています。 「雨蛙」 一擲の水音は瞬時に 耳を閉じ込める かえる 蛙 鳴くなよ かえる 水田に囲まれた ちいさな家で暮らし始めたころ わたしは眠れないと言ってはよく泣いた かえる 蛙 鳴くなら かえる ひろい水田に囲まれた…
目にはさやかに見えねども

目にはさやかに見えねども

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 折々の詩誌No60ができあがりました。 20周年の節目となる今号に参加させていただき とても嬉しく思います。 秋が急に進み、まだかなと思っていた紅葉は 寒さのあまり木々は落葉へと慌ただしく歩を進め 今年は色鮮やかに移りゆく山々の景色を眺める時間は 少ない…
隠れ鬼

隠れ鬼

この角を曲がれば もうすぐに 重みの含まれた手桶の水は 歩くたびにぐらりと揺れた 傾いた片方の肩を引き上げ 持ち手を握り直す 柄杓の柄に水が湿潤していく 感触がわかる ふと呼び止められて 鬼は何処にと尋ねられる 隠すことはできそうになかった あの角を曲がれば もうすでに 黒蝶は美しく 追われるものと…