目にはさやかに見えねども

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折々の詩誌No60ができあがりました。

20周年の節目となる今号に参加させていただき

とても嬉しく思います。

秋が急に進み、まだかなと思っていた紅葉は

寒さのあまり木々は落葉へと慌ただしく歩を進め

今年は色鮮やかに移りゆく山々の景色を眺める時間は

少ないようです。

朝市に季節の野菜や果物などと一緒に

山紅葉を持ってきてくださり

静かに人の行き交う朝の駅前通りを

山の秋を背負って歩きました。

今回は『さくらんぼの木』という作品を収めています。

故郷の詩の源流となった懐かしい方との会話を

詩に綴っています。

 『さくらんぼの木』

(梅雨が明けるまでに 探しておきましょう) 
    懐かしい声の向こうは 
    遠い故郷
    姿はみえなくても
    会話は続いている
KotohaMatsuo
  • KotohaMatsuo
  • ことばの港はみえない港。
    日常のさまざまな風景に
    錨を降ろし
    船をやすめ
    柔らかな風を感じる
    穏やかなひととき

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