栴檀の木の下で
06/29/2023(木)
07/15/2023(土)
栴檀の木の下で待っていたのは あなたのうた 詩の毛並みは 栴檀の葉よりも やわらかく 栴檀の葉を食み 静かに紡いでいる 揺れる葉から零れた雫は あまりにも暖かい 五月の雨宿り 栴檀の木の下で待っていたのは 決められていた あなたとの出会い 詩の明眸は 栴檀の葉よりも やわらかく 栴檀の葉を食み いまここに 静かに解き放たれる やわらかなるものは あなたから零れてくる 詩 栴檀の木の下で待ち続ける すでに決められていた あなたとの時間の あと 雨宿りは 待ち続けることを 望み 確かに 残る やわらかなるものを うたう 『栴檀の木の下で』より
霧雨の日、尾道ロバ牧場へ伺いました。
ロバの鳴き声で目覚める静かな霧の朝。
雨は夜も降り続けていたのでしょうか。
2冊の J.R.ヒメネスの詩集『プラテーロとわたし』
JUAN RAMON JIMENEZ 『PLATERO Y YO』と共に。